• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第69章 向かう先に


無惨が視線を巡らせ、白藤に目を向ける。

何だ、この女は……

白髪の鬼。

だが、他の鬼と気配が違う。

どちらかと言えば、私に近い……

「無惨、警戒!!白藤護レ!!」

紫苑が声を上げる。

今一番白藤さんに近いのは……

炭治郎が走りながら、視線を向ける。

「白藤のことは任せろ!!」

気配なく近づいて来た宇髄に抱き抱えられ、白藤が驚く。

「宇、髄様…もうっ…!!」

無惨の意識が白藤に向けられている。

今だ。

珠世は肉の種子を結晶化させる。

無惨の肉体に結晶が刺さる。

くっ、簡単には抜けない仕組みか……

ならば、吸収するまでだ。

ズズ……

無惨が自身に刺さる結晶を取り込もうとする。

ドクンッ。

何だ?

これは、毒……?

「今だ!!」

串刺しになった無惨に冨岡と杏寿郎が技を放つ。

「水の呼吸 肆ノ型 打ち潮」

「炎の呼吸 伍ノ型 炎虎」

無惨に両者の刀の切っ先が迫る。

/ 1846ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp