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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第69章 向かう先に


仇敵は虫の息だというのに。

冨岡が無惨の左、杏寿郎が右、槇寿郎が後ろに回り込む。

冨岡の守備が無くなり、あまねも耀哉に近づく。

こうして、庭先に無惨と冨岡、煉獄親子。

庭に面した座敷に珠世、白藤、あまね、耀哉が揃った。

「緊急招集ー!!」

どこからともなく、複数の鎹鴉が飛んでくる。

それは徐々に数を増していく。

「ならば……こうしてやろう」

無惨が右腕を伸ばし、拳を握るとどこからか琵琶の音が響いてきた。

その音と共に、奇妙な形の屋敷が姿を現す。

複数の襖。

複雑に絡み、別れている階段。

異質な歪みを造り出している城の様だ。

「一思いにお前を殺せぬなら、今から私と共に全面戦争だ。鬼殺隊と鬼、どちらが強いか思い知らせてやる……」

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