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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第69章 向かう先に


「御館様は無事か!?」

「はい!」

冨岡の問いかけに白藤が答える。

「耀哉様!」

「あまね様!?」

先に飛び出して来たのは、あまね様だった。

「お気持ちは分かりますが、今は離れないで頂きたい!」

冨岡が続けて前に出る。

「義勇さん。ご無事で……」

冨岡とあまねの姿を見たことで、多少なりとも白藤も安堵する。

「まあ、そう身構えるな。今日の私は産屋敷、お前に挨拶に来ただけなのだから」

「君は知らないかもしれないが……君と私は……ゴホッ」

「醜いな、産屋敷……お前からはすでに屍の匂いがするぞ」

「そうだろうね。半年も前には…医者から…数日で死ぬと言われていた…それでもまだ…私は…生きている…」

「……興醒めだ。産屋敷、お前は生き汚い。無様な人間だよ。だから私が直接手を下してやろう」

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