• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第69章 向かう先に


「珠世様………お初にお目にかかります。医者ということは御館様を診て頂いてたのですか?」

「えぇ。ただの痛みの緩和しかできないのが不甲斐ないですが……」

「良かった、眠っているようですね」

御館様の様子を見て、ほっと胸をなで下ろす。

顔に広がる痣が広がってきている。

痛みと熱で普段なら険しい顔色を浮かべている寝顔が、今は穏やかだ。

「ですが、何故鬼である珠世様がここへ?」

御館様を診てもらっている現状とはいえ、ここは鬼殺隊本部。

鬼である珠世がいる違和感は拭えない。

「私は胡蝶様と共に鬼舞辻を倒すための研究をさせて頂いております。貴方の血も調べさせて頂きました」

「私の血?」

/ 1831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp