第68章 リクエスト 現パロ 二人の家元$
病院にて。
冨岡蔦子の名前を探して歩く。
病室に着いたが、彼女の姿は無い。
「あれ?居ないね」
「検査かもしれない。待つか?」
「うん!」
ベッド横の椅子に二人で腰掛ける。
窓辺には家族が活けたのだろう花瓶のお花。
十分後、蔦子お姉さんが戻ってきた。
「蔦子お姉さん、こんにちは」
「あら、白藤ちゃん。来てくれたの?」
「はい!家のお菓子も持って来ました」
「あら、如月堂さんの?嬉しいわ。ありがとうね」
やっぱり、蔦子お姉さんは綺麗だなぁ。
ガララ。
「あら、龍臣さん」
「蔦子、さん。あれ?白藤。来てたのか」
「うん、お兄ちゃんも?」
「龍臣さんはいつも学校のプリントを届けてくれるのよ」