第67章 澱(おり)の中で$
$$$↓ここより、冨岡裏。重度の飢餓状態のため、夢主が本能のまま冨岡を責め立てます。苦手な方はページジャンプをおすすめ致します。
白藤の視線が絡みつく。
まるで、情事の最中の様な空気。
知らず、肌がザワつく。
強制的に体温が上がり、体の芯に熱が宿る。
今すぐに熱を解放したくなる。
その原因は……何だ?
不意に先程の槇寿郎の言葉を思い出す。
「お前まで『魅了』にあてられる」
『魅了』
白藤の血鬼術の一つだったはずだ。
効果は、確か……
対象になる人物の望む姿になり、性を喰らう……
なら、俺はこれから……
白藤の食事の対象になるということだ。