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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第67章 澱(おり)の中で$


「白藤……」

「……ふにゅ。槇寿郎様、すみません。また寝てしまいました……?、と……義勇、さん?夢?」

「ちゃんといる………」

「え?何故……だって……ここは……」

「俺が呼んだんだ 」

「杏寿郎様が……?」

「白藤……」

「義勇さ……ん……」

ダメだ。

視界が滲んで……

ぽた。

「大丈夫だ…迎えに来るのが遅くなってすまなかった……」

抱きしめられた冨岡の体温に。

ボロボロと泣き出してしまった。

「ひく…っ…来ちゃ…ダメなのに……」

「話したかった、お前と……一番不安なのはお前だったのに、気づいてやれなくて……本当にすまなかった」

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