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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第67章 澱(おり)の中で$


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炭治郎の鴉に伝令を頼み、煉獄と会えることになった冨岡は昼餉も取らず、一目散に煉獄の屋敷に向かった。

「随分と早かったな、冨岡」

「煉獄。白藤は……」

「すまない。藤姫殿は丁度食事が終わって眠った所でな。今は父上の部屋にいる」

「父上というと、元炎柱の……」

「うむ!」

「姿は何度か柱合会議で見ていたが……白藤と親しいのか?」

「冨岡は知らなんだか?藤姫殿が力を発揮出来なくては元も子も無いからな。その昔から柱を輩出してきた煉獄家は彼女のお抱えだったそうだ」

「………そうなのか……」

改めて考えてみれば、俺は白藤についてよく知らない。

彼女自身、多くを語らないし、話したくなさそうだったから。

無理に聞こうとは思わなかったのだ。

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