• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第67章 澱(おり)の中で$


「む?じゃねぇわ。まぁ、必要以上に落ち込んでないみたいだから、良いけどな」

「あ、義勇さーん!」

「竈門?」

「あ、宇髄さんも。お久し振りです」

「あぁ。…………何で竈門が冨岡の所に来るんだ?」

「えっと……」

炭治郎から訳を聞いた宇髄が声を上げて笑う。

「マジ、白藤に頭上がんねぇのな。冨岡。竈門に世話されるとか。……くくっ」

ニヤニヤ笑う宇髄の背を押す。

「うるさい。そもそも呼んでないから帰れ」

「おいおい。ぞんざいにすんじゃねぇよ。折角来てやったんだ。客人はもてなすもんだろ?」

「だが、俺は今から……」

白藤に会いに……

「あ、屋敷に入って、お茶用意しますね」

「炭治郎……」

「あぁ。悪いな、竈門。頼むわ」

「すぐ、用意します!」

何なんだ、この二人の意気投合は。

そんなこんなで、冨岡が屋敷を出るのが昼時になってしまうのだった。

/ 1833ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp