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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第11章 終戦


「君たちのしたことは誰も許してくれない。殺してきたたくさんの人に恨まれ憎まれて罵倒される。味方してくれる人なんていない。だからせめて二人だけはお互いを罵り合ったら駄目だ」

「炭治郎君…」



堕姫と妓夫太郎の二人が灰になるまで、炭治郎はその場に留まり続けた。



何故だろう。

彼の行動を見ていると胸が締め付けられるように傷んだ。



何故かは解らない。



でも…何か…



頭の中で誰かの声がする。



「お前はそれでいいのか?」



あれは、誰だったろう?




$$$



もはや喚く様に泣いている須磨。



「いやあああ。死なないでぇ、天元様ぁ~、鬼の毒なんてどうすればいいんですかぁ!!」



宇髄は須磨の泣き声がうるさ過ぎて、遺言を言いそびれそうになっていた。


毒が完全に体に周り切る前に、伝えたいというのに……




まきを、雛鶴も不安気な顔をしていた。


その時、ヒョコっと出てきた禰󠄀豆子が宇髄の毒を燃やした。




ボッ。




「ぎゃあああ!!何するんですか!!」


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