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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第11章 終戦


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少し開けた場所で堕姫と妓夫太郎の頸が言い争っている。




「何で助けてくれなかったの!?」

「俺は柱を相手にしてたんだぞ!!」



「だから何よ!!なんでトドメを刺しとかなかったのよ。頭カチ割っとけば良かったのに!!」

「行こうとしてた!!」



「この役立たず!!強いことしか良いところないのに!!出来損ないの醜い奴よ!!」

「出来損ないはお前だろうが。弱くて何の取り柄も無い。お前なんか生まれてこなけりゃ良かっ…」



「嘘だよ。本当はそんなこと思ってないよ。全部嘘だよ。仲良くしよう。この世でたった二人の兄妹なんだから」




炭治郎が妓夫太郎の口を優しく押さえる。




傍から見れば、醜い言い争いでしか無かった。


でも、炭治郎にはそう見えて居ないのだろう。



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