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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第11章 終戦


まるで静止画のようにその時は静かにやって来た。



スパン。



「斬った!!」



ゴロリと二人の鬼の頸が転がる。



「斬った!?斬った!!斬った!!キャーーッ。斬りましたよォ雛鶴さん。草葉の陰から見てください!!」

「あんた意味わかって言ってんの!?馬鹿!!」



須磨とまきをの騒がしいやり取りをもろともせず、宇髄に戦果を報告する白藤。



「宇髄様、勝ちましたよ」




女性陣が勝利を確信した時、宇髄が叫んだ。



「駄目だ。全員伏せろぉー!!」




ギャリリリリ。

毒血鎌が宙を舞う。




$$$




「!?、ちょっと貴方大丈夫!?」



雛鶴と宇髄にくっついていた白藤に問いかける。




「雛鶴さん、宇髄様、皆さんご無事ですか?」




血みどろの白藤がその場にいる者に話しかける。




「うわぁ、お化けっ!!」

「須磨!!大丈夫かい?今薬を…」

「毒以外の傷はすぐに塞がりますから…」



シュゥゥゥ。



言葉通り白藤の傷が塞がっていく。



「すごい…」

「何か、聞こえます」

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