第10章 藤の毒
「え?でも冨岡さんは気を失って…」
「血鬼術・不治露」
ちゅ。
炭治郎の目の前で冨岡に口付ける。
「えっ、あ…白藤さん!?///」
接吻を目撃するなんて思っていなかった炭治郎は戸惑いを隠せない。
「ぅ……」
目を開けた炭治郎にすかさず、白藤が声をかける。
「冨岡さん。宇髄さんが大変なんです!助けて下さい!!」
「宇髄が……鬼は?」
「向こうです。今は宇髄さんと不死川さんが相手をしてますが、決定打になっていないんです」
「わかった」
白藤が指差す方角へ冨岡は駆け出していく。
-了-
須磨とまきをが何処に行ったかは突っ込まないで頂きたいです。(笑)