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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第10章 藤の毒


「やった、伊之助!!」



すごい!!

鋸のようにして斬った!!



ガシィッ。



堕姫の頸を捕まえる伊之助。



「頸 頸 頸!!くっつけらんねえように持って遠くへ走るぞ!!」

「わかった!」



伊之助と一緒に走り出そうとする炭治郎を呼び止める。



「炭、治郎君…」

「うわぁ、白藤さん!!血が!!」



白藤の出血量に驚く。



「この帯…斬ってくれる?」

「平気なんですか?」

「これでも鬼だからね。平気。優しいね、君は」



薄く笑みを浮かべる白藤に色気を感じ、赤面する炭治郎。



「/////」


「この鬼の体には私の藤の花の毒を取り込ませたから、しばらくしたら灰になると思うわ」



炭治郎に帯を切ってもらい、切れ端を体から抜いていく。



「後はもう一体の鬼だけど……気が進まないけど、宇髄さんにこれ以上負担をかける訳にはいかないし、冨岡さんと不死川さんに動いて貰わなきゃいけないわね…」


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