第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
ビッグサンダー・マウンテンの列に並ぶ。
「ごめんね、スマホがやっぱりまだ通信障害みたいで、通話と決済が出来なくて……」
「結構長いな……」
「1時間くらいで直ると思ってたんだけどねー、現金派の義勇に頼っちゃうよ」
白藤はスマホ決済が主だ。
「夜はホテルなんだよね?」
「あぁ。アンバサダーホテルだ」
「アンバサダーかー。夢みたい」
「そんなに嬉しいのか?」
「うん。お姫様になった気分だよ。アレ……?」
「どうした?」
「天真君?」
「久しぶりだな。白藤」
「天真君がテーマパークとか……意外過ぎるんだけど……」
「兄貴に短期バイトの生徒たちの引率頼まれてな。ただスタッフには間違いねぇから、色んな場所に派遣されんだよ」
「へぇー……」
「兄貴と一緒じゃないのか?」
「あれ?聞いてない?私、先輩とは別れたんだ……」
「…………そう、なのか。済まない」
「あはは。じゃあ、またね」
「白藤。行くぞ」