第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
ずっと好きだった……
ただ、自分の思いを伝えようとはしていなかった。
「俺はアイツが幸せなら相手が誰でもいいと思ってた」
「思ってるだけじゃ、伝わらねェだろ……」
「不死川?」
「お前、ちゃんと自分の気持ち、アイツに伝えたかァ?」
数日前の白藤との会話を思い出す。
『もぉ、いや……ねぇ、義勇さん。私、見る目ないのかな?』
『見る目?』
『義勇さん、私のこと、好き?』
『急に何だ?』
『………私と付き合ってもらっちゃダメですか?』
『………俺で、良いのか?』
「テメェは昔から言葉が足りねェからなァ……」
不死川の言葉で我に返る。
そうだ。
俺はまだ何も伝えてはいない。