第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
「次は何処に行く?」
「ホーンテッドマンションに行きたいな」
そう義勇に答えながら、頭の中は義勇と宇髄先輩のことでいっぱいで………
ふと立ち止まった私を義勇が心配そうに見つめている。
ダメだ、歩かなきゃ。
でも、足が動かない。
「疲れたか?」
義勇、義勇、義勇……
分からない。
「少し、座って休もう」
広場のベンチに二人で座る。
「義勇、ありがとう」
「大丈夫か?」
「うん、はしゃぎ過ぎちゃった…」
「そうか」
「あのね、義勇……」
二人でポップコーンを食べながら、義勇に話しかける。
「どうした?」
「私ね……」
「あ!やっぱり白藤ちゃんだったよ、実弥さん!」
「お前……ほっといてやれよ。清音」
「清音ちゃん!」
「やだ、お揃いの耳可愛い!」
「そう?」
「良いなぁ。実弥さん付けてくれないもん」
「付けてられっかァ。んなもん……」
見るからにシュンとする清音ちゃん。