第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
そんな義勇の優しさに私は甘えている……
「っ……」
「大丈夫か?段差がある。もう少し奥に……気をつけて」
「うん。ありがとう」
義勇、私……
「フラついてんぞ?ほら」
慣れないヒールを履いていたら、宇髄先輩に体を支えられた。
さすが、先輩。
女の子の扱いがスマートだ。
それがまた、私の心をザワつかせる。
私は……
何でまだ宇髄先輩のこと……
「白藤?」
「ありがとうございます」
宇髄先輩の顔を見ないようにして、座席に乗り込む。
義勇の手を握って、スプラッシュ・マウンテンが始動する。
でも、水がかかった時以外は覚えていない。
私がごちゃごちゃ悩んでいるからだ。