第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
「早くー」
「すまない。つい読みふけっていた」
「義勇、洋書好きだもんね」
「あぁ」
「はちみつ好きの黄色いクマを見に行くか」
「うん、こっちだよ!」
天井からぶら下がったティガーを眺めながら、名物のハニー大砲を浴びる。
あー、ハチミツ食べたい。
アトラクションが終わり、出口に狙って配置されているプーさんのポップコーンバケツを注文する。
匂いに釣られてキャラメルを買ってしまった。
太るかなぁ?
「あ、時間。戻らなきゃ」
「スプラッシュ・マウンテンだったな?」
「そう。これが終わったら最後はあとは一つだよ」
「そうか」
「あ、こっちだよ。義勇。ファストパスの列」
二人で手を繋いで歩く。
「あ。何でまた居るんですか、宇髄先輩!」
「うるせえなぁ。ランド来たらスプラッシュだろうがよ」
「また宇髄か……」
「何だ、冨岡?」
「いや、別に……」