第66章 222万PV御礼 貴方の隣り 現代冨岡$
「はっ。義勇のとこ行かなきゃ!」
でも、不思議。
さっきまであんなに不安だったのに、ちょっと楽しくなってきた。
竈門君のおかげかな。
白藤はスプラッシュマウンテンに向かい、歩き始めた。
大通りを歩いていると、やはりカップルに目が行ってしまう。
私もさっきまで義勇と一緒だったのに。
「白藤じゃねぇか?」
聞き慣れた声に振り返る。
そこには。
「宇髄先輩……」
元カレが立っていた。
「何してんだ?」
「何って、デートです……」
「相手居ねえじゃん」
「さっき、はぐれちゃって……」
「ふぅん?」
「先輩だって……」
「ん?」
「先輩だって、デートなんじゃないですか?」
「そう言いたいとこだけどよ、誰かさんに振られちまったからな。傷心旅行中だっての……」