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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第10章 藤の毒


ドス、ドスッ。

足が再生しない。
やはり何か塗られていたこのクナイ。

おそらく藤の花から抽出されたもの。
なるほど、並みの鬼じゃあ立っても居られねぇ毒だぜ。
体が痺れ…

「雛鶴さん、下がって!」

やるじゃねぇかよ。
あの女の能力か。
厄介だぜ、ありゃぁ。
確実に仕留めるぜ。

ギャリリ

「雷の呼吸・壱ノ型 霹靂一閃・六連」

ドドドドドド。

短時間で統制がとれ始めた。
流れを変えやがった。
どうして、鬼狩りが鬼守って戦ってやがる。

おもしれえなああ!!

ヒュガッ。

妓夫太郎が白藤たちの前に躍り出る。

「来たぜェ、金髪!気張りやがれッ!風の呼吸・伍ノ型木枯らし颪」

チイッ、鎌が風に。

「お兄ちゃんの邪魔はさせないッ!」

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