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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第3章 藤の花屋敷の鬼女$(冨岡裏)


「怒られてしまいました。抱いて貰うにはどうすればよいでしょう?」



このままふて寝をされてしまえば、今日の食事にありつけないのと同じなのだから。


何か考えなくては。


うーん、仕方ない。
今日は血鬼術無しでいくしかない。
素で男性に抱かれるのは何年ぶりだろう。


まずは、堅物であろうこの人の傷の手当をする事にしよう。


「冨岡さん、先程は不快な思いをさせてしまい、申し訳ありませんでした。湯桶を用意致しましたので傷口を消毒しましょう」



ちゃぷ。



冨岡の傷口は右足のふくらはぎ。

柱の方々は鍛え方が違うので、手傷が少ない。



生傷が耐えないのは、人の身で鬼を狩るから。



まあ、誰かを守るには戦い方も変わるだろうから、絶対に怪我をしないとは言い切れない。


それにしても、呼吸法で傷口の出血も減らし、尚且つ毒も注入されなかったのだから、これなら治りも早いだろう。


この屋敷での滞在もそう長くはないはず。


機会は今夜一日限りと考えられる。


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