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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第64章 絡む糸


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蝶屋敷にて。

「あ、白藤さん。と、水柱様。今胡蝶様を呼んできます、こちらでお待ちください」

出迎えたアオイは俺たちを客室に通した後、胡蝶を呼びに出て行ってしまった。

「とりあえず、楽にしろ」

「はい、ありがとうございます…」

パタパタ。

「白藤さん、冨岡さん、お揃いですね。アオイは下がっていいわ」

「はい」

アオイが下がり、室内は胡蝶、俺、白藤の三人に。

「白藤さんにこちらを」

胡蝶が白藤に手渡したのは、小さな紙包み。

「堕胎薬です。鬼である白藤さんに効果があるかは分かりませんが、今まで人間を相手にしていた貴方が初めて鬼に抱かれた。鬼は子孫を残さないと言いますが、もしもが起きないとも限らないですから」

「胡蝶。言いがかりだ!まさか、白藤に鬼の……」

「義勇さん。胡蝶様は心配して下さっているのです」

「だが……」

「胡蝶様、ありがたく頂戴致します」

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