第63章 春告げ鳥が鳴く頃に$ 不死川激裏短編
不死川の様子を見ていた宇髄が白藤のスカートを捲る。
「ちょっと、宇髄様!」
「良いじゃねぇか、減るもんじゃなし。つーか、さっき下着脱げって言っただろうが」
「無理に決まってるじゃないですか!」
二人のやり取りを見ていて、不死川はコイツは宇髄に気があるのかと感じ始めていた。
なるほど、宇髄の妾か。
確かに若いし、体も出るとこ出てるし、宇髄好みだろう………
じゃあ何で俺が呼ばれたんだ?
当て付けか?
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不死川さん、どうしたんだろう。
気がそぞろというか……
やっぱり、柱の飲み会に私みたいのが居るのが気に入らないのかな?
それにあの噂。
不死川さんは胡蝶カナエ様が好きって……
カナエ様はもう、亡くなってしまったけれど……
好きな人って、そう簡単には忘れられないよね……
「…………」
こうして、不死川は白藤は宇髄が好きと勘違い。
白藤は不死川がカナエを好きで忘れられないという勘違い。
二人の様子を見ていた宇髄は面倒だからちゃっちゃっとくっ付けるか……
と思っていた。