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鬼滅の刃R18 藤の花嫁
第63章 春告げ鳥が鳴く頃に$ 不死川激裏短編
「はぁ………」
半ば諦めて、宇髄たちの待つ宴会場へ向かう。
幸い、誰ともすれ違わなかった。
注目を浴びなくて良かった。
「宇髄様ー」
「お、その声は白藤だな。入って来いよ」
「失礼します」
スッ。
襖を開け、宴会場へ入る。
「おー………」
「どうされたんですか?」
「いや……白藤で間違いないよな?」
声は白藤だ。
化粧と衣装でこんなに変わるのか。
「当たり前じゃないですか」
心外といった顔の白藤。
「だよな、ビビったわ」
正直、俺も揺らいだわ。
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