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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第9章 戦いの只中で


「お前らを倒す鬼殺隊に決まってんだろォがァ」



鬼は殺すと息巻く野郎と。



「俺は忍の家系だ。耐性つけてるから毒は効かねぇ」



もう一人は忍かぁ。



「んん?ひひっ。やっぱり毒効いてんじゃねぇか。じわじわと」



宇髄の変色していく腕を見てニヤリと笑う。



「いいや全然効いてないね、踊ってやろうか」


「おい、宇髄。無茶すんな」



若干、痩せ我慢に聞こえる宇髄の台詞に不死川が切り返す。



「おい!!」



ドドン。



背後から派手に登場してきた猪頭の少年。



「俺を忘れちゃいけねぇぜ。この伊之助様とその手下がいるんだぜぇ!!」




伊之助と善逸が二人の元へと駆けつけた。




「何だ、コイツら…」




見るからに珍妙な格好をしている二人を見て不死川がボヤく。



「下っぱが何人来たところで幸せな未来なんて待ってねぇからなぁ」



格下には興味が無い様な視線を向ける妓夫太郎に対し、宇髄は断言する。



「勝つぜ。俺たち鬼殺隊は」



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