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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第62章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも下巻2完結$


「だって、ずっと待ってたのよ?」

白藤から冨岡に口付ける。

触れて欲しくて、彼の右手を自分の胸元へ持ってくる。

宇髄の宮で、三姫毎夜代わる代わる宇髄に可愛がられる夜を何度も見た。

義勇に抱いて欲しくて、宛がわれた空き部屋で何度も自慰をした。

義勇の帰還があと三日ぐらい遅かったら、今ごろ宇髄に抱かれていたかもしれない。

彼は女性の扱いが上手かった。

それにあの三姫の乱れ様、夜伽の腕も一流だろう。

「白藤……」

でも、私はやっぱり義勇が良い。

女性のような整った顔が私の前でだけは男のそれに変わる時が好き。

余裕が無くても私を気遣ってくれるところ。

丁寧に愛撫をしてくれるところ。

彼が思っているよりも、私は彼を好いている。

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