第62章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも下巻2完結$
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宇髄の宮にて。
コンコン。
「天元様?」
宇髄の宮から女性が一人出てきた。
「どちら様?」
出てきた女性は宇髄の三人の妻である三姫が一人、雛鶴と名乗った。
「すまない、冨岡義勇だ。そこに白藤は居るか?」
俺は雛鶴に白藤が居るか尋ねた。
「義勇様。……白藤さんね、居るわよ。ただ今着替えているから、自分の宮で待って居て貰えるかしら?私が連れていくわ」
「それでは申し訳が……」
「大丈夫よ。責任持って連れていくわ」
雛鶴に促され、自室に戻る。
一週間経っただろうか?
部屋の中は白藤が掃除してくれていたのだろう、綺麗に整えられている。
白藤に会って、御礼と謝罪をしなければ……