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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第62章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも下巻2完結$


「義勇様、お顔が怖いですよ?」

「……すまない。柄にもなく緊張していた」

「大丈夫です、私がついてますから」

「そうか。ありがとう」

今……

笑った?

あの、義勇様が微笑みを……!

「どうした?朔」

「大丈夫です、とりあえず王に謁見しましょう?」

「王に、か……」

カツ、カツ。

「朔、こっちだ。誰か来る……」

カツ、カツ。

「む?気のせいだったか?話し声がしたと思ったのだがな……」

「杏寿郎…」

廊下を進んで来たのは王位継承者第一位の煉獄杏寿郎。

俺とは腹違いの兄弟だ。

「む。冨岡ではないか!」

相変わらず賑やかな声だ。

「あまり騒いでくれるな……」

「まぁ、そう言うな。久方ぶりではないか!」

悪いヤツではない……

あぁ、王との謁見前にあまり騒ぎになりたくないのだが…

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