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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第62章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも下巻2完結$


城に正面からバカ正直に入っていいものだろうか?

立場は王子と言えど、一度追われた身であることにかわりはない……

いっそのこと直接王に会うのではなく、王子の誰かに仲介を頼むか。

そうなれば、宇髄か。

不死川とは何故か不仲だし、杏寿郎に会うとなれば、必然的に王と会う……

城の手前に出ていればいいが……

「様……義勇様。一緒に食べましょう」

「朔……」

朔はどうなるだろう。

雨乞いの儀式の時以外会えなくなるのだろうか。

それとも、剣のまま武器庫に?

「義勇様ってば!」

「あぁ。すまん……」

朔と一緒にトルティーヤを手に取る。

「お二人は甘党ですか?」

「……どちらかといえば甘党」

「ですね」

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