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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第62章 スルタン企画 絶対君主には成れずとも下巻2完結$


「俺たちは夫婦ではない……」

「え?そうなんですか?」

アオイが頭に疑問符を浮かべている。

それもそうだろう。

「訳あって、今は妻と会えないんだ」

訳あって……?

もしかして……

『あなた、何処へ行かれるの?』

『すまない、外せない用があるんだ』

『まさか、またあの女と会うつもりなのですか?』

『お前には悪いと思っている……』

みたいな、感じの想像がアオイの頭によぎる。

アオイは最近、カナエとしのぶが書く恋愛ロマンス小説にはまっている。

だめだめ、変な目で見ては……

「義勇様ー」

でも、朔様から漂う愛人感が……

アオイが一人妄想と格闘している間、冨岡は王宮での段取りを考えていた。

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