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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第61章 藤姫の帰還


「一時的な物だとは思うのですが……何とも言えませんね」

「そう、ですか……」

「一度本部に戻り、御館様の指示を仰ぐ必要があります。冨岡さん、事実説明をしっかり柱合会議で証言して下さいね?」

「う゛……」

「でも、さっき。白藤ちゃん、私たちを庇うみたいに技を出したわよね?全部が分からない訳じゃないのかもしれないわ。ね、しのぶちゃん?」

「えぇ、まあ。白藤さん、何か覚えていることはありますか?」

「覚えていること、ですか?」

「はい。何でも良いんです」

「えっと……様が居なくなってしまったので、探しているのです」

「人を探して居るのですか?」

「はい。あのお方は、本当はとても繊細な方なのです」

「その方の名前は覚えていらっしゃいますか?」

「産屋敷無山様です」

『産屋敷無山』?

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