• テキストサイズ

鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第61章 藤姫の帰還


「白藤さん!蟲の呼吸 蝶ノ舞 戯れ」

「ちぃっ!」

「しのぶちゃん、こっち!」

甘露寺が胡蝶の手を掴む。

猗窩座の指が白藤の着物の襟を掠めるが掴めずに落ちていく。

「覚えておけ、柱ども!その娘はいつか俺が貰い受ける」


$$$


猗窩座の猛攻を掻い潜り、一行はとりあえず、鱗滝邸へ。

「おぉ、ご無事でしたか。藤姫殿」

「天狗様?」

「義勇、これは一体……」

「とりあえず中で話しましょう」

胡蝶に促され、一行と鱗滝は邸の中へ。

客間に集まった五人の中で一番先に口を開いたのは鱗滝だった。

「藤姫殿はどういう状態なのですか?」

鱗滝の問いに答えたのは胡蝶だった。

「少々、記憶が飛んでいるようです」

「記憶が……」

「冨岡さんを始め、私や甘露寺さんのことも忘れているようです」

/ 1831ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp