第58章 絶対君主には成れずとも$ 下巻1
「朔……」
優しい手つきで髪を撫でる冨岡。
ギシ。
冨岡が手をかけたので、寝台が軋む。
チュ。
不意に額に口付けられて、顔に熱が集まる。
「………//////」
ゆっくりと瞼を開くと、冨岡が寝台に滑り込んできた。
「起こしたか?」
「いえ、その……///」
「すまん、付き合ってくれ」
掛布の上から抱き寄せられると、お尻に冨岡の硬くなった陰茎が擦り付けられる。
耳許で囁かれ、耳朶を舐め上げられると、朔も興奮してきた。
窓から月光が差し込む。
掛布の上から肌の上を這う冨岡の指に翻弄される。
「ふっ…///」
緊張からなのか、先ほどの自慰の不完全燃焼からなのか、再度胸の先端がぷっくりと主張する。
「朔、下着は?」
先端の周りを撫でるように緩やかに刺激する。