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鬼滅の刃R18 藤の花嫁

第58章 絶対君主には成れずとも$ 下巻1


ガサガサ。

「義勇様……」

「誰か居るようだ……様子を見るぞ?」

冨岡の視線の先に確かに何かが居る気配がする。

ガサガサ、ガサガサ。

人なのか、はたまた獣か。

「よこせ…」

ガルルル。

人と獣の咆哮(ほうこう)。

ガサッ!

「女と金目の物、寄越しやがれぇ!」

虎に股がった猪?

でも体は人間だ。

腰にサーベルも携えている。

何はともあれ、山賊に違いない。

「朔!同契だ」

「はい!」

「「静寂の波動 揺らぐ心は水鏡 ことほぎ燃ゆる 御霊の鎖 揺蕩う 飛沫と 契り籠ん!!」」

「な……」

「?」

山賊の動きが止まった?

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