第6章 10,000PV御礼 アポトキシンパニック∞
用意されたグラスを使い、カプセルを飲み込む。
ごくり。
翼「はぁ…」
早く治さなくては。
どくん。
何?
さっき、薬を飲んだ筈なのに、不自然に鼓動が速くなる。
どくん。
視界が歪む。
熱のせいというより、二日酔いに近いような感覚だ。
どくん。
熱い。熱い。熱い。
胸が苦しい。
どくん。
助けて、秀、一…
翼「あ"あ"ぁ"っ…」
シュウゥ…
∞∞∞
スポーツ飲料を買いに行って工藤邸に戻ると。
沖矢「どういうことでしょうね?」
熱を出してベッドに寝ていたハズの翼が消え、代わりにベッドに寄りかかっている中学生位の少女が一人。
よく見てみると面影が翼に似ている。
来ていた服も少しダボついているだけで俺が貸していたシャツだと見て分かる。