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炎炎ノ消防隊 短編集

第16章 バレンタインver.新門紅丸(裏注意)


「紅丸〜!」

紅丸「あ?どうした」

「今日はバレンタインでしょ?だからチョコ作ってきたの!」

紅丸「ばれんたいん?」

「好きな人とかお世話になった人にチョコとかクッキーとかあげる日!」

紅丸「俺以外にもあげたのかよ」

「あ、あげたけど、本命は紅丸だもん!」

紅丸「まぁいいけどよ、これ食っていいのか?」

「う、うん!!!早く食べてみて!」

紅丸「?あぁ」

無駄にいきおいよく勧めてくる

「ど、どう?」

紅丸「甘ぇ」

「そ、それだけ?」

紅丸「それだけってなんだよ、なんか入れたのかよ」

「い!いや!?」

声が裏返ってしまった
これでは自白したようなものだ

紅丸「お前も食ってみろよ」

「わ、私はいいの!味見たくさんしたし...って、ちょ、んん!!」

チョコを突っ込まれた
飲み込むまで許さないと大きな手が口を塞いでいる

「んんっ、ん、ぷはっ!の、飲み込んじゃった...」

これは普通のチョコではない
第8のリヒトに頼んで作ってもらった媚薬入だ
即効性が高いらしく持続性もあり強力だそう

紅丸「で、何入れたんだよ」

「び、ゃ、」

紅丸「聞こえねぇ...って顔赤くなってんぞ」

紅丸がそっと触れた

「んん!!///」

紅丸「は?」

「い、今、さわら、ないでぇ」

真っ赤な顔をして自分の身体を抱き込む姿がエロい

「媚薬、入れたの...作ってもらって」

紅丸「なんでそんなもん...」

「だって!紅丸全然手出してくれないんだもん!色々悩みもするよ!魅力がないのかなとか、私とはシたくないのかなとか!」

紅丸「はぁ...」

紅丸は大きなため息をついた
自分なりに大事にして壊さないようにしていたつもりだったが
逆効果だったようだ
確かに紺炉にも「もう少し積極的になってもいいのでは?」
と言われていた

紅丸「魅力がないわけじゃねぇ、シたいとも思う、俺も男だからな」

「じゃあなんで...っ!?」

紅丸がいきなり覆いかぶさってきた
だがその手は優しく、頭を打たないよう手が添えられていた
そんな不器用さに胸が高鳴る

紅丸「大事にしてたんだよ、初めてだってんなら壊しちまうかもしれねぇだろ」

「そ、んなの、いいのに...紅丸だったら...」

赤い顔をして言う彼女に紅丸をせき止めていた理性が弾け飛ぶ

紅丸「なら、大丈夫だな?」
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