第14章 クリスマスver.新門紅丸
「紅丸!」
紅丸「なんだ?」
「皇国ではね、くりすますって言うイベントがあるんだって!」
紅丸「それがどうした」
「くりすますって言うのは、家をキラキラした照明で飾ったり、木に飾り付けをしたり、プレゼントを交換し合ったり、色んなことをするらしいの!」
紅丸「だから、それがどうしたんだよ」
「......紅丸とくりすますしたいな...って」
紅丸「やっぱりな...だが家を照明で飾ったり木を飾り付けんのは無しだ。くりすますってのを知らねぇやつからしたら迷惑だろ」
「うーん、、じゃあプレゼントの交換と...あとこれは個人的なお願いなんだけど...」
紅丸「なんだよ、まだなんかあんのか?」
「うん...紅丸に洋装を着て欲しいなって」
紅丸「.........は?」
「具体的に言うとこれ!!」
差し出してきたのは
くっきりと綺麗な折り目の付けられた
雑誌のページだった(炎炎ノ消防隊のポップアップストアの格好です)
紅丸「...これを俺が着んのか...」
「うん!実はもう買ってあったりもする!」
紅丸「その用意周到さが普段にも少しは生かせねぇのか...」
そしてクリスマス当日
みんなとやりたい!と言ったに対して
言いふらしたら着てやらねぇと一喝し
結局2人きりでのクリスマスだ
「...(紅丸まだかなぁ、、服着るのに手間取ってるのかな)」
そわそわと落ち着かない様子の
紅丸「入るぞ」
「う......ん、、わぁ、、」
紅丸「なんだよその反応は」
「う、ううん!紅丸があまりにもかっこよくて...」
紅丸「そうかよ...お前もなかなか似合ってるんじゃねぇか?俺は動きにくくて仕方ねぇけどな」
「ずっとそのままってのは...?」
紅丸「却下だ」
「だよねー、、で!本題のプレゼント!はい、これ!」
紅丸「開けてもいいか?」
「うん!」
紅丸「......新しい茶碗か。いいな」
「紅丸は?何くれるの?」
紅丸「俺は......これだ」
「え...?これ、私が前に欲しがってたネックレス...」
紅丸「わざわざ皇国まで買いに行ったんだ。大切にしろよ?」
「もちろんだよ...っ!」
紅丸「泣くことねぇだろ...まぁ、良かったが」
今度は首じゃなくて、薬指にはめるものを贈ってやるか(紅丸)