第10章 縁日ver.森羅日下部
浅草で行われるお祭り。
第7の人に誘われ一緒に花火を見ることになっていた。
「森羅、浴衣すごい似合ってるよ!和服って大人っぽく見えるからすごくかっこいい!」
森羅「そ、そうですか?さんも良くに、似合ってます!」
「あはは!ありがとう♪
集合時間までまだ時間あるし、屋台まわろっか!」
森羅「はい!俺、焼きそば食べたいです!さんは何にしますか?」
「うーん、そうだなぁ...王道にわたあめとか!」
森羅「いいですね!
じゃあ俺買ってくるんで、ちょっと待っててください!」
森羅は浴衣姿ではしゃぐが普段より大人っぽく、
普段とは違う雰囲気に恥ずかしくなり行ってしまった。
「あ!...こーゆーのは一緒に買うのが楽しいのに」
男「ねぇ君!」
「はい?」
いかにもチャラついた男がに声をかける。
男「君みたいな可愛い子が一人でいるなんて危ないよ?
俺と一緒にまわろうぜぇ」
「あ、大丈夫です!一緒に来てる人がいて...」
男「君を1人にする男なんてダメダメ!」
「あ、あの...えっと」
男「こんな所で止まってるのもなんだし、行こっか」
そう言って肩を抱き寄せてきた。
「い、いや!」
森羅「何してんだお前!!」
森羅はすぐに駆け寄ってきて男の手を振り払った。
「あ、森羅...」
右手にわたあめと焼きそばの入った袋を持ち
左手でを後ろにやり守っている。
男「チッ...なんだよ男連れかよ!さっさと言えよクソ...」
そう言って去っていった。
森羅「すみません!1人にしちゃって!!」
「だ、大丈夫だよ」
森羅「無理しないでください...どこか落ち着ける場所に行ってこれ、食べましょうか」
「え、でも、もうまわらなくていいの?」
森羅「大丈夫です!あとでまた来ればいいですし、何より...ふ、2人きりに、なれればな...と」
段々と小声になっていたがにはしっかりと聞こえていた。
「うん...私も、森羅と2人きりになりたい...かも」
森羅「ほ、本当ですか!やった!あ、これわたあめどうぞ」
「ふふ、ありがとう森羅」
空いた方の手を森羅はしっかりと握っていた。
今度は絶対1人にしません、こんな綺麗な人離すもんか!(森羅)