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The end of the story 【ツイステ】

第9章 Darkcloudsルームオーバー




エースはもう食べ終わってるし、デュースの皿から奪えないとわかったのか今度は私の皿を狙いはじめたのだろう。そんなグリムににっこりと笑ってたぬきうどん楽しみだなぁと呟いた。こええよという声が横から聞こえたが、無視する。
だって食の恨みって恐ろしいんだよ?
グリムの盗み食いによって気づいたらご飯なくなってるってこと何度かあったからね?
ガクブルとグリムは震えて心なしかいつもの青い炎が小さくなってる。片手で包丁を持ってだん!だん!と下ろす真似をすると面白いくらいに更に震え上がるのでちょっと面白くなってしまった。

………そんなに前に話したカニバの話怖かった?

ここまで震え上がるグリムにエースとデュースは不思議そうな顔をしていた。

「そーいやさ。今日の放課後、オレら学園長に呼ばれてるじゃん?一体何のようなんだろな?」
「んー?この間、エースとグリムで教室燃やした件じゃない?」
「あーあの時は何で揉めたんだっけ?」
「エースがグリムに風魔法で悪戯したんじゃなかったか?それで教室の一部が燃えたんだったな」

それはつい数日前のことだ。
魔法薬学での授業で教科書見ながら薬品の入れる順番確認してたらエースが風でページを捲るという地味だけど普通にウザい悪戯をしてきてそこから喧嘩に発展したんだったかな。
あの後、薬品が倒れるはグリムの炎で教室の一部燃えるはで大変だったなぁ。

バッボーイ!!!っというどでかいクルーウェル先生の声に学園長が飛んできて教室の荒れ具合に悲鳴をあげていたっけ。

私は騒ぎの中、取り敢えずと報告のために撮った写真の映りを確認していたな。既にこの喧嘩に慣れ始めた証拠である。

「ってのは冗談だけど、多分リドル先輩の件じゃない??」
「おい。今の話は何だったんだよ!」
「いや?特に意味はないけど……」
「あぁ、なるほど。あの時のオーバーブロットだよな?確かにヤバかったもんな」
「え?お前もそのまま話続けるわけ?別にいいけどさ。……で、闇落ちバーサーカー事件だっけ?」

その名前確かケイト先輩命名だっけ?分かりやすいし、いい名前だよね。そのまんまだけど。
ローズハート先輩の背後に現れたインク壺のような化け物。それから真っ黒なオーラを纏って姿が変わり、手当たり次第に攻撃してきたこと。
先輩からブロットについて聞いていたけど、やっと詳しく知ることができるのかな。 
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