The end of the story 【ツイステ】
第7章 Redrulerサルベーション!
先輩たちが楽しそうに話しているを私はじっと見つめていた。
なんとかなってよかったとは思うけど……
結局のところ先輩の母親についても何も解決していない。
でも、今はただ先輩から聞こえてた鎖の音が少なくなったことを喜ぼう。こうして本音を出せるようになっただけでいい変化なんだから。
女王様はきっとそんなことできなかった。
周りはみんな形式的に従ってるだけで心から信頼して側に置こうとした人ってきっとほとんど居なかったのだ。
そして私もその一人。
本当の意味で心から気を許せる人はいない。
ここが異世界である限り。
今もどこかでこの物語をガラスを隔てて眺めているように感じていた。