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The end of the story 【ツイステ】

第4章 stolenスイーツ!




「伝説のハートの女王についてはお前たちも知っているだろう?規律を重んじ、厳格なルールによって
変な奴らばっかの不思議な国を治めていた」
「そんなハートの女王をリスペクトして、我がハーツラビュル寮ではハートの女王のドレスの色である赤と黒の腕章をつけて、ハートの女王の作った法律に従うのが伝統ってわけ」

まんま不思議の国のアリスだ。小さい頃読んだことがあるから内容は大体分かるけど……。
なんでもない日のパーティーといい。そういう伝統が残ってるんだ。

「肩が凝りそうな寮なんだゾー」
「うん。罰掃除に逃げ出したりするグリムには一日と持たなそうな寮だね」
「うぐっ」
「どれくらい厳しく伝統を守るかは寮長の気分次第で、前の寮長はかなりゆるゆるだったんだけど」
「リドル寮長は、歴代寮長の中でも飛び抜けて真面目でね。だから最大限その伝統を守ろうとしてるというわけだ」

ふむふむ。確かにローズハート先輩は真面目なところはいいとこだと思うけど、そこまで厳しいかと言われたらその一面を見ていないからなんとも言えない。でも、先輩ってハートの女王らしさがあるからあんな感じで理不尽に裁くのかな?
入学式の時にグリムの首が刎ねられた時もそれどころじゃなかったから一部始終を見ていないんだよね。きっとその厳しさで寮での反乱が起こりかねないし、何よりルールを守ることはいいけど、やり過ぎは良くないと思う。

簡単にどっちが悪いか、なんて決められない難しい問題だ。

「じゃあ。他の寮はどんな所なんだ?」
「さっきもケイトが言ったようにこの学園にはグレート・セブンに倣って7つの寮がある。まず俺たちがいるハートの女王の厳格な精神に基づく寮。
ハーツラビュル寮


百獣の王の不屈の精神に基づくサバナクロー寮、

海の魔女の慈悲の精神に基づくオクタヴィネル寮、

砂漠の大賢者の熟慮の精神に基づくスカラビア寮、

美しき女王の奮励の精神に基づくポムフィオーレ寮

死者の国の王の勤勉な精神に基づくイグニハイド寮

そして、茨の魔女の高尚な精神に基づくディアソムニア寮」


えーと、ハートの女王の不思議の国のアリス。スカーのライオンキング、アースラのリトル・マーメイド。それからジャファーのアラジン。
白雪姫に出てくる魔女に、ヘラクレスのハデス?
最後はマレフィセント…眠れる森の美女、かな?

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