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The end of the story 【ツイステ】

第4章 stolenスイーツ!




「げ、あの時か」

つい最近のシャンデリアとドワーフ鉱山でのことを思い出して顔を顰めるエースにもう魔法石取りに行くの嫌だから反省してねと言うが、へいへいと生返事が返ってくる。これ、反省してないやつだな。


「改めまして私は……」
「オンボロ……使われてなかった寮の監督生に着任した新入生のユウ、だろ?」
「!なんで子分のこと知ってるんだゾ?」
「もう学園中で話が回ってるよ。魔法の使えない子が新入生になるって」

驚くグリムになんてことないようにクローバー先輩は返すけど、そんなに話広まってたんだ。きっとそれと一緒に面倒な噂も一緒に回ってると考えるとちょっと憂鬱。さっきの先輩方みたいにまだ対処できるタイプの不良ならいいんだけど、一人になってるところを魔法で狙うようなやつには私では対処できない。


「そうそう。マジカメでも話題だよ?知らなかった?」
「すみません、私。スマホ持ってなくて…」
「え、マジで?天然記念物並みにレアじゃん!」
「前はあったんですが、この学園に来たときに自分の着ていた物と一緒に無くしてしまって」

それも財布と一緒に。まぁ、財布はあったとしても通貨が違うから使えないけど。

「それはキツイねーオレだったらちょーヘコムやつじゃん」
「あははー」
「最新機種安くしてくれる店紹介しよっか?
今度スマホ選びデートとかどう?」

うわ、ぐいぐいくる。思わず隣のクローバー先輩に助けを求めて視線を向ける。
こういうタイプ身近にいなかったから対処に困る。

「ケイト、新入生が引いてる。ほどほどにな」
「あは。ごめんごめん」
「って、ちゃっかり隣に座ってるし」

ひえーみんな顔が整ってるから変に緊張する。


「んで、寮の話だっけ?お兄さんたちがなんでも教えてあげよう!!」
「他の寮よりまずうちの寮について教えて欲しいんですけど、ハートの女王の法律っていう変なルールは一体なんなの?」

あー確かに。あの法律って聞いてる限りだとよく分からないものばかりだよね。

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