第68章 忍界大戦2
レン達が出発の合図を待っていると、
「お〜い、レン!ちょっと来てくれ。」
カカシに呼ばれた。
レンが手招きに応じて近づいていくと、それに釣られて鶴丸と薬研も後を追う。
「何でしょうか?」
「ちょっと会っておいてほしい人達がいてな。」
着いて来てくれ、と言いながら歩き出した。
「今からどこに行くんですか?」
「本部だね。情報部隊がある場所。」
カカシからそう聞いてレンは思わず怪訝そうな顔をする。
「何故、私だけなんですか?」
「シカクさんが君達を見ておきたいって言っててな。ま、付き合ってよ。」
「誰ですか?それ。」
「会えば分かるよ。」
カカシはのらりくらりと返しながら歩いて行き、レンは首を傾げながらも付いて行く。
少し歩くと、天井の高い広間のような場所に着いた。
真ん中には円形の大きな窪地がある。