第68章 忍界大戦2
その日の内に、見たことないくらい大勢の忍が集結する。
「すごい人だな。これ全部忍か?」
広大な平地が見渡す限り、人、人、人で溢れかえっている。
「小競り合いもしているようだぞ。」
「まぁ、休戦状態だったってだけで、水面下ではそれなりに殺り合ってたでしょうからね。」
薬研、鶴丸、レンは話しながら、徐々に人で埋まっていく広場を後ろへ後ろへと下がっていく。
単に人の輪に入りたくないというだけなのだが、レン達を一暼するもの達は、決まって眉を顰める。
それも仕方のないことではあるだろう。
鶴丸と薬研は、忍服でもなくサムライの服でもない為、素性が分からない。
唯一分かるのはレンで、木の葉隠れであることは分かるが、単独でいるのはよく分からない。