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夢小説短編集【IDOLiSH7】

第2章 憧れの人〜ドリノベVer〜


「そ、それで…赤いネイルの理由は?」
「こ、これはたまたま…」
「たまたま…?」
「…はい」

はい、そうです。

油断してモモさんとお揃いのネイルにして来ちゃったんです…

「…オソロにしてくれたと思って超テンションあがったのに…」
「へ…?」
「…嬉しかったんだけどな…」

私とお揃いで嬉しかった…?

そんなの…

「…私も嬉しいです」
「へ?」
「っ…!」

し、しまったっ…!

つい思った事が口に…

「…前から不思議に思ってた事があってさ」
「はい…」
「俺らと仕事しない時は、いつも赤いネイルしてるでしょ…?」
「なっ…!」

何でモモさんがその事を知ってっ…!?

「何で?」
「そ、それは…」

モモさんとお揃いしたかったから。

モモさんの事が好きだからです…

「俺は理由教えたのに、あいちゃんは教えてくれないの?」
「うっ…」
「…じゃあ、勝手に解釈する」

そう言うと、モモさんに腰をグイッと引かれモモさんと密着する形になってしまった。

「モ、モモさんっ…!?」
「…言わないとチューするよ?」
「へっ…!?」

な、何で?

何でそうなるのっ…!?

「や、ヤですっ…離して下さいっ…」
「…うっ、そ、そんなにイヤ…?」
「だ、だってっ…」

モモさんに好きな人が居るのに…

「こ、こういう事は好きな人同士でするものですよっ…!」
「…あいちゃんは好きな人居る…?」
「へ…?」
「赤ネイルしてたのって、俺と同じ理由だったりする…?」

…そうじゃない。

私が赤ネイルをしてたのはモモさんとお揃いにしたかっただけ。

「ち、違います…」
「じゃあ、赤が好き…とか?」
「そ、そうですっ…!」
「…ウソ。普段緑色の持ち物多いじゃん」
「あ…」

しまった。

やっぱりMC気質の人は観察眼が鋭い…

「…今三月の事でも思い出してた?」
「へっ!?えっ…!?」

な、なんで分かって…

「…見てれば分かるよ…好きな人の事なんだから」
「……」

え…?

「…い、今何て…」
「…好きな人」
「…だ、誰の…?」
「…俺の」
「…好きな人?」
「…うん」

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