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絶対零度のさらに向こうへ❅*॰ॱ【ヒロアカ】

第13章 ❄️️ 記録と活用





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階段を降りるとそこには、ビルの空間いっぱいに雪の結晶が浮いていた。


「フミカゲ、なんだこれ。」

「心配ない。行くぞ。」

避けることもできず、階段を降りてゆくため触れるとパリンと壊れてしまう。


3階まで降りてきた時。


《とこやみ、今3階だね。》


耳元に付けた小型無線から聞こえる雪の結晶の主の声。


「…!正解だ。成程、これをバリケートと見せ掛け、かつセンサーの役割も果たすということか。」

《うん。どうかな?》

「異論なしだ。」














常闇が核をセッティングし、6階へと戻るとスタートまで残り1分30秒を切っていた。

最後に話すのは、どのタイミングで戦闘に入るのか。

『個性で探すことが出来ない2人の選択肢は2つ。下から確実に探していくか、私達が時間いっぱい逃げ切るつもりだと読んで一気に核のある可能性の高い最上階まで来るか。前者の場合は二手に分かれるはず。後者の場合は2対2でやるしかない。』

「では前者の場合は俺が轟の元へ向かおう。」

『うん。ありがとう。それでとどろきがやおよろずに、上に行くよう指示するように''わざと''核の場所をチラつかせてほしい。』

「問題ないのか。」

『とこやみが2対1になるよりいい。やおよろずの弱い所はものを生成するまでにタイムラグがあること。そこをつけば勝算はなくとも時間稼ぎ程度はできるよ。』

「本当によく見ているな、雪は。」

常闇はひどく感心する。

その様子を見て、雪はあっと声を漏らす。

『そう言えば言ってなかったね。私の''もう1つの個性''。』

「………何…?」





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