第13章 ❄️️ 記録と活用
「さあ!5戦全てが終了した!!ではでは、次に雪少女と対戦する生徒を発表しよう!!」
緑谷以外は皆、大きな怪我はしていないようで、名前が呼ばれないかと待っている。
「ヒーローチーム!!轟少年と八百万少女!!そして敵チーム、雪少女と常闇少年だ!!ラストゲーム、頑張って来てくれ!」
「おお!轟!大丈夫か雪!?」
「氷対決!!面白くなりそう!」
そんな声があがるが、オールマイトにメンバーを発表された瞬間から雪はじっと集中して何か考え込んでいるようだ。
「では敵チームはセッティングに向かってくれ!」
その合図で雪と常闇は動き出す。
『よろしく、とこやみ。』
「よろしく頼む。」
階段を上りながら常闇が言う。
「して、あの轟の氷はどうしたものか。対策を立てねば先程の尾白と葉隠同様、一瞬で無力化されてしまうな。」
『大丈夫。私に考えがある。』
「…!それは頼もしい。聞かせてくれ。」
「5分経ったな。行くか。」
「はい!」
第六戦、スタート!!