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絶対零度のさらに向こうへ❅*॰ॱ【ヒロアカ】

第5章 ❄️️ 実技試験






メリットは一切ない

だからこそ色濃く

浮かび上がる時がある



















周りにいた人達の個性はだいたい''見えていた''。



『これでいける?』

「いいんじゃねぇか?」

「ええ、そうしましょ。」

「ってゆーか、もう話してる時間ないかも!!!」





ロボットはもうすぐそこだ。




『じゃあ行こう!』






切島と芦戸が先陣を切り、後に雪と蛙吹が続く。




「オラアアアァァァ!!!」



ロボットが1歩を踏みこもうと片足を上げた直後、切島が地面に着いている方の足を硬化して殴りにかかる。

雪に言われた通り、足首の接続部を狙って。



「よっしゃ!!芦戸!あと頼んだ!!!」

「はいよー!!!」





切島が後退し、芦戸が同じ部分に酸を大量に掛ける。






ギギギギ……




「蛙吹さん!!!」

「ケロ!梅雨ちゃんと呼んで!!」




蛙吹が舌を使い芦戸を引き戻し距離を取らせる。

直後、ロボットがバランスを崩し、膝まづく形になった。




「よっしゃ!!!狙い通り!!」

『オーケー、つゆちゃん!思いっきりお願い!』





頭のように見える部位の横に、通気口のようなものがある。

(あれだけ大きなロボットだから、動かすのに物凄い熱が出ているはず。それを逃がしてるんだ。)




「ケロ!!いくわよ!零ちゃん!!」




蛙吹の舌に放り投げられ、通気口に突進する。

両手に硬い結晶を形成し、そのまま衝撃でフィルターをぶち破る。



『痛っ、熱い!!!』



(走れ!!)




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