第5章 ❄️️ 実技試験
圧倒的驚異
それを目の前にした人間の行動は正直さ………
「わあああああああ!」
「逃げろ!!」
辺にいたもの達は一斉に逃げ始める。
「ケロッ!私達も逃げましょ!!」
『う、うん、でも……………!』
皆が逃げられる先は1方向しかない。
そしてその先は、
行き止まりになっているはず。
皆恐怖と試験の焦りで気が付かないのか。
そして運の悪いことに、巨大ロボットはこちらの逃げる方向に進んできている。
「う、うわ!行き止まりだ!」
「オイオイオイ、やばいぞ!!」
「あんなの倒せるわけない!だから0ポイントなんだろ!?」
「い、いや、流石に助けてくれるだろ…」
先に逃げ始めたもの達が行き止まり地点で慌てふためいている。
(やっぱり……!)
「どうしましょう、行き止まりだわ!!」
『き、きっと助けが来て…………』
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_____________貴方が行かなくても、ヒーローと警察が何とかしてくれるから!!_______________
『ダメだよ!!!私が行かないと!!!私に行かせてよ!!!!!』
_______________貴方に何かあったらどうするの!?____________
『でも…』
___________お願い零、言うことを聞いて______________
『でも…』
___________大丈夫、待ってるだけでいいの_______________
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(…………だめ。待っているだけじゃ………………)
走るのをやめ、くるりと振り返り、巨大ロボットと向かい合う。
「ケロッ!?あなた、何する気なの!?」